難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(資金調達の分類知識)
- 正答率: ★★★★☆(基本用語を押さえれば解ける)
- 重要度: ★★☆☆☆(基礎確認レベル)
問題文
資金調達に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア
株式分割と当座借越は、短期資金調達であり、内部金融に分類される。
イ
企業間信用とコマーシャルペーパーは、短期資金調達であり、外部金融に分類される。
ウ
減価償却費とファイナンス・リースは、長期資金調達であり、外部金融に分類される。
エ
増資と留保利益は、長期資金調達であり、内部金融に分類される。
出典: 中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|財務・会計(PDF)
解答
正解:イ
解説
ア:×
株式分割は資金調達ではなく、既存株式を分割して流動性を高める行為。
当座借越は短期資金調達だが「外部金融」に分類される。
イ:〇
企業間信用(買掛金・支払手形など)やコマーシャルペーパー(CP)は、いずれも短期資金調達手段であり、外部金融に分類される。
ウ:×
減価償却費は資金流入を伴わない「内部金融」。
ファイナンス・リースは外部金融だが、減価償却費と並列するのは不適切。
エ:×
増資は外部金融、留保利益は内部金融。
両者をまとめて「内部金融」とするのは誤り。
学習のポイント
- 内部金融
企業内部で生じる資金(例:減価償却費、留保利益)。 - 外部金融
金融機関や市場から調達する資金(例:借入、社債、株式発行、CP、企業間信用)。 - 短期資金調達
当座借越、企業間信用、コマーシャルペーパーなど。 - 長期資金調達
社債、長期借入金、増資など。 - 典型的な誤り
株式分割は資金調達ではない点に注意。