過去問解説(財務・会計)_2022年(令和4年) 第10問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(自己株式の会計処理の基礎)
  • 正答率: ★★★★☆(基本知識で判断可能)
  • 重要度: ★★★☆☆(資本取引の理解)

問題文

自己株式の会計処理に関する記述として、最も適切なものはどれか。


自己株式の取得は、他社の株式を取得する場合と同様に処理される。
自己株式の取得は純資産の減少、自己株式の売却は純資産の増加として処理する。
自己株式を消却した場合、その他利益剰余金が減少する。
自己株式を消却した場合、資産が減少する。

出典: 中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|財務・会計(PDF)

解答

正解:イ


解説

  • ア:×
    自己株式は「他社株式」とは異なり、資産ではなく純資産の控除項目として処理される。したがって誤り。
  • イ:〇
    自己株式の取得は純資産の減少、売却は純資産の増加として処理する。これが正しい会計処理。
  • ウ:×
    自己株式を消却した場合、資本金や資本剰余金の減少で処理されるが、その他利益剰余金が減少するわけではない。
  • エ:×
    自己株式は資産ではなく純資産の控除項目であるため、消却しても資産が減少するわけではない。

学習のポイント

  • 自己株式は「資産」ではなく「純資産のマイナス項目」として扱う。
  • 取得時 → 純資産の減少、売却時 → 純資産の増加。
  • 消却時 → 資本金や資本剰余金の減少で処理。
  • 他社株式の取得と混同しないことが重要。