難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★★☆☆(現在価値計算の応用)
- 正答率: ★★★☆☆(係数の使い分けがポイント)
- 重要度: ★★★★☆(ファイナンス基礎論点)
問題文
B社は以下のような条件で、取引先に貸し付けを行った。割引率を4%としたとき、貸付日における現在価値として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
① 貸付日は2020年7月1日、貸付期間は5年であり、満期日の2025年6月30日に元本200万円が返済されることになっている。
② 2021~2025年の毎年6月30日に、利息として元本の5%である10万円が支払われる。
③ 期間5年のときの複利現価係数と年金現価係数は以下のとおりである。
| 割引率 | 複利現価係数 | 年金現価係数 |
|---|---|---|
| 4% | 0.822 | 4.452 |
| 5% | 0.784 | 4.329 |
〔解答群〕
ア
200.1万円
イ
201.3万円
ウ
207.7万円
エ
208.9万円
出典: 中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|財務・会計(PDF)
解答
正解:エ(208.9万円)
解説
- キャッシュフローの整理
- 元本返済:2025年6月30日に200万円
- 利息支払:2021~2025年の各年6月30日に10万円ずつ(計5回)
- 現在価値の計算
- 利息部分(年金現価):
10万円 × 年金現価係数(4%,5年)4.452
= 44.52万円 - 元本部分(単一現価):
200万円 × 複利現価係数(4%,5年)0.822
= 164.4万円 - 合計:44.52 + 164.4 = 208.92万円
- 選択肢との照合
- 最も近いのは「エ:208.9万円」
学習のポイント
- 元本返済は「複利現価係数」を用いる。
- 毎年の利息支払は「年金現価係数」を用いる。
- 問題文に与えられた係数を正しく使い分けることが重要。
- ファイナンスの基礎である「現在価値=将来キャッシュフロー×割引係数」の考え方を押さえておく。