難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(原価計算の基本)
- 正答率: ★★★★☆(配賦計算ができれば正答可能)
- 重要度: ★★★☆☆(個別原価計算の頻出論点)
問題文
以下の資料は、工場の2020年8月分のデータである。このとき、製造指図書 #11 の製造原価として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【資料】
⑴ 直接費
| 製造指図書 | 材料消費量 | 材料単価 | 直接作業時間 | 賃 率 |
|---|---|---|---|---|
| #11 | 50 kg | @ 2,000 円/kg | 100 時間 | 1,200 円/時 |
| #12 | 60 kg | @ 2,500 円/kg | 110 時間 | 1,200 円/時 |
| #13 | 50 kg | @ 1,500 円/kg | 90 時間 | 1,200 円/時 |
⑵ 間接費
- 製造間接費実際発生額:150,000 円
- 製造間接費は直接作業時間を配賦基準として各製品に配賦する。
〔解答群〕
ア
220,000 円
イ
228,000 円
ウ
270,000 円
エ
337,000 円
出典: 中小企業診断協会|2021年度 第1次試験問題|財務・会計(PDF)
解答
正解:ウ(270,000 円)
解説
- 直接材料費(#11)
50 kg × 2,000 円/kg = 100,000 円 - 直接労務費(#11)
100 時間 × 1,200 円/時 = 120,000 円 - 製造間接費の配賦
総直接作業時間=100(#11)+110(#12)+90(#13)=300 時間
配賦率=150,000 円 ÷ 300 時間=500 円/時 11への配賦額=100 時間 × 500 円/時=50,000 円 - 製造原価(#11)
100,000(材料)+120,000(労務)+50,000(間接費)=270,000 円
学習のポイント
- 配賦基準の設定
直接作業時間を基準に配賦率(間接費/総作業時間)を算出する。 - 個別原価計算の流れ
直接費を積み上げ、配賦率で間接費を加算して製造原価を求める。 - 試験対策
単価・数量・時間の取り違えに注意。配賦率を先に出してから各製品へ配分するとミスが減る。