過去問解説(財務・会計)_2020年(令和2年) 第10問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(原価計算の基本)
  • 正答率: ★★★★☆(予定賃率の理解で正答可能)
  • 重要度: ★★★☆☆(労務費計算の基礎)

問題文

以下の資料に基づき、当月の直接労務費の金額として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、予定賃率を用いて賃金消費額を計算している。

【資料】

  1. 本年度の直接工の予定就業時間は 12,000 時間、直接工賃金予算額は 14,400,000 円である。
  2. 当月の直接工の直接作業時間は 1,100 時間、間接作業時間は 100 時間、手待時間は 200 時間であった。

〔解答群〕

1,200,000 円
1,320,000 円
1,440,000 円
1,680,000 円

出典: 中小企業診断協会|2020年度 第1次試験問題|財務・会計(PDF)

解答

正解:


解説

  1. 予定賃率の算定
  • 年間予定賃率 = 直接工賃金予算額 ÷ 予定就業時間
  • = 14,400,000 ÷ 12,000 = 1,200 円/時間
  1. 当月の直接作業時間の把握
  • 直接作業時間:1,100 時間
  • 間接作業時間:100 時間
  • 手待時間:200 時間
    → 直接労務費に算入するのは「直接作業時間」のみ。
  1. 当月の直接労務費の計算
  • 1,100 時間 × 1,200 円 = 1,320,000 円

結論

当月の直接労務費は 1,320,000 円
よって正解は「」。


学習のポイント

  • 予定賃率は「年間予算額 ÷ 予定就業時間」で算定する。
  • 直接労務費には「直接作業時間」のみを掛け合わせる。
  • 間接作業時間や手待時間は「間接労務費」として処理される。
  • 試験では「直接労務費」と「間接労務費」の区別が問われやすい。