過去問解説(財務・会計)_2020年(令和2年) 第17問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★☆☆☆☆(複利現価係数の基礎)
  • 正答率: ★★★★★(基本計算)
  • 重要度: ★★★☆☆(割引現在価値の基本)

問題文

割引率が 8%の場合の年金現価係数は、以下のとおりである。2期末のキャッシュ・フローを現在価値にする複利現価係数として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

期間 年金現価係数
10.9259
21.7833
32.5771
43.3121
53.9927

〔解答群〕

0.7938
0.8574
0.9259
1.7833

出典: 中小企業診断協会|2020年度 第1次試験問題|財務・会計(PDF)

解答

  • 正解:

解説

  • 複利現価係数の定義
    複利現価係数は「1 ÷ (1+利率) の n乗」で計算する。
    ここで利率は 8%(0.08)、期間は 2期。
  • 計算手順
  1. 1+利率 = 1+0.08 = 1.08
  2. 1.08 の 2乗 = 1.1664
  3. 1 ÷ 1.1664 = 約 0.8574
  • 結論
    2期末のキャッシュ・フローを現在価値に割り引く複利現価係数は 0.8574
    よって正解は「イ」。

他の選択肢について

  • ア(0.7938):これは3期末の複利現価係数に近い値。
  • ウ(0.9259):これは1期末の複利現価係数。
  • エ(1.7833):これは「2期の年金現価係数」であり、毎期の等額キャッシュフローを合計する場合に使う。単発の割引には使わない。

学習のポイント

  • 単発キャッシュ・フローの割引は「複利現価係数」を使う。
  • 年金現価係数は「毎期同額のキャッシュ・フローの合計現在価値」に使う。
  • 期数と係数の区別を間違えないことが重要。