難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★★☆☆(CAPMの理論理解)
- 正答率: ★★★☆☆(用語の整理が必要)
- 重要度: ★★★★☆(ファイナンス理論の中心)
問題文
以下の文章は、資本資産評価モデル(CAPM)について説明したものである。文章中の空欄A~Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
A は、安全証券と B との組み合わせによる C の期待値と標準偏差との関係を、 B との関連において明らかにするものである。
しかしながら、 A の対象は C に限定されるから、それ以外のポートフォリオや証券について、その期待収益率とリスクとの関係を A から知ることはできない。
それを明らかにするのが D であり、資本資産評価モデル(CAPM)にほかならない。
〔解答群〕
ア
A:資本市場線 B:効率的ポートフォリオ C:市場ポートフォリオ D:証券市場線
イ
A:資本市場線 B:市場ポートフォリオ C:効率的ポートフォリオ D:証券市場線
ウ
A:証券市場線 B:効率的ポートフォリオ C:市場ポートフォリオ D:資本市場線
エ
A:証券市場線 B:市場ポートフォリオ C:効率的ポートフォリオ D:資本市場線
出典:中小企業診断協会|2020年度 第1次試験問題|財務・会計(PDF)
解答
正解:イ
(A:資本市場線 B:市場ポートフォリオ C:効率的ポートフォリオ D:証券市場線)
解説
- 資本市場線(CML)
安全資産と市場ポートフォリオを組み合わせたときの、効率的フロンティア上のポートフォリオの期待収益率とリスク(標準偏差)の関係を示す。
→ 空欄Aに「資本市場線」、Bに「市場ポートフォリオ」、Cに「効率的ポートフォリオ」が入る。 - 証券市場線(SML)
個別証券や任意のポートフォリオの期待収益率とリスク(β値)の関係を示す直線。CAPMの核心。
→ 空欄Dに「証券市場線」が入る。
他の選択肢について
- ア:CとBの対応が逆。
- ウ・エ:AとDが逆転しており、CAPMの定義と異なる。
学習のポイント
- CML(資本市場線):標準偏差を横軸にとり、安全資産と市場ポートフォリオの組み合わせを示す。
- SML(証券市場線):βを横軸にとり、個別証券や任意ポートフォリオの期待収益率を示す。
- CAPMは「市場ポートフォリオ+リスクフリーレート+β」で整理すると理解しやすい。