難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★★☆☆(WACC計算)
- 正答率: ★★★☆☆(計算力が必要)
- 重要度: ★★★☆☆(資本コストの基本)
問題文
負債と純資産の構成が2:1の企業がある。この企業の税引前負債資本コストが3%(税率は30%)、株主資本コストが12%であるときの加重平均資本コストとして、最も適切なものはどれか。
〔解答群〕
ア
3.8%
イ
5.4%
ウ
7.5%
エ
9.0%
出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|財務・会計(PDF)
解答
- 正解:イ(5.4%)
解説
ア:×
計算結果とは一致しない。負債比率を考慮するともっと高い値になる。
イ:〇
負債:純資産=2:1 → 負債比率=2/3、純資産比率=1/3。
税引後負債コスト=3%×(1−0.3)=2.1%。
WACC=(2/3×2.1%)+(1/3×12%)=1.4%+4.0%=5.4%。
よって正解。
ウ:×
7.5%は計算過程の誤り。株主資本コストの比率を誤っている可能性。
エ:×
9.0%は株主資本コスト寄りに偏った誤答。
学習のポイント
- WACC(加重平均資本コスト)=負債コスト(税引後)×負債比率+株主資本コスト×株主資本比率。
- 税引後負債コスト=負債コスト×(1−税率)。利息は損金算入されるため、税効果を考慮する。
- 資本構成比率を正しく適用することが重要。