難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★★☆☆(生産管理方式の理解)
- 正答率: ★★★☆☆(用語の正確な理解が必要)
- 重要度: ★★★☆☆(生産システムの基本)
問題文
生産システムの管理方式に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a
オーダエントリー方式では、顧客が要求した納期どおりに生産するために、受注したオーダを製造設備の使用日程や資材の所要予定などに割り付けて生産する。
b
JIT生産方式では、全ての工程があらかじめ作成された生産計画に従って、必要な物を、必要なときに、必要な量だけ生産する。
c
生産座席予約方式では、生産工程において生産中の製品に顧客のオーダを引き当て、顧客の要求に応じて生産中の製品仕様の選択や変更を行う。
d
製番管理方式では、製造命令書において、対象製品に関する全ての加工および組み立ての指示書を準備し、同一の製造番号を付けて管理する。
e
VMI(Vendor Managed Inventory)では、顧客の在庫、出荷、販売などの情報を納入業者と共有することで、納入業者が供給して顧客の資産となった在庫を管理する。
〔解答群〕
ア
a:正 b:正 c:誤 d:誤 e:正
イ
a:正 b:誤 c:正 d:誤 e:誤
ウ
a:誤 b:正 c:正 d:正 e:誤
エ
a:誤 b:誤 c:誤 d:正 e:正
オ
a:誤 b:誤 c:誤 d:正 e:誤
出典: 中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)
解答
- 正解:オ
解説
a:×
オーダエントリー方式は、顧客注文を受けてから生産計画に組み込む方式だが、設問の説明はMRP的な資材所要計画の内容に近く誤り。
b:×
JITは「必要なものを必要なときに必要な量だけ」生産するが、全工程が事前計画に従うという説明は誤り。後工程引取り方式が本質。
c:×
生産座席予約方式は、航空機座席予約のように生産能力を事前に割り当てる考え方であり、設問の「生産中の製品仕様変更」は誤り。
d:〇
製番管理方式は、製造番号を付与して加工・組立指示を一元管理する方式。記述は正しい。
e:×
VMIは供給者が顧客の在庫を管理する仕組みだが、設問の「顧客資産となった在庫を管理する」という説明は誤り。
学習のポイント
- オーダエントリー方式:受注生産型の管理方式。MRPとの違いを理解。
- JIT生産方式:後工程引取り方式が本質。事前計画依存ではない。
- 生産座席予約方式:能力を事前に予約する考え方。仕様変更ではない。
- 製番管理方式:製造番号で一元管理する方式。個別受注生産に適用。
- VMI:供給者が顧客在庫を管理する仕組み。顧客資産管理とは異なる。