過去問解説(運営管理)_2024年(令和6年) 第12問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(DI分析の読み取り)
  • 正答率: ★★★★☆(図の解釈が鍵)
  • 重要度: ★★★☆☆(運搬改善・レイアウト改善)

問題文

ある職場のDI分析を行った結果を下図に示す。この図から読み取ることができる改善施策として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕

優先的に改善すべき対象は運搬工程Aであり、巡回経路を決めて定期的に運搬するといった間接運搬システムの導入を検討する。
優先的に改善すべき対象は運搬工程Bであり、運搬頻度を少なくするか、または運搬距離が短くなるようにレイアウトの改善を検討する。
優先的に改善すべき対象は運搬工程Cであり、運搬頻度を少なくするか、または運搬距離が短くなるようにレイアウトの改善を検討する。
優先的に改善すべき対象は運搬工程Eであり、コンベアで結ぶといった直接運搬システムの導入を検討する。

出典: 中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:イ

解説

ア:×
間接運搬(巡回)導入は「個別の運搬距離が長い・頻度が高い」場合に必ず適切とは限らない。優先改善対象はAではない前提。

イ:〇
DI分析は「Distance(距離)×Intensity(頻度)」の大小で優先順位を判断する。Bが高DIなら、頻度削減や距離短縮(レイアウト改善)が最も効果的。

ウ:×
CはDIが相対的に低い(または改善効果が限定的)ため、優先対象ではない。

エ:×
コンベアなどの直接運搬は高DI・連続流の適性がある場合に有効だが、Eは優先対象ではない前提。固定化コストを伴うため慎重に適用すべき。


学習のポイント

  • DI分析の基本:DI=運搬距離×運搬頻度。値が大きい運搬を優先的に改善する。
  • 改善の打ち手:頻度削減(まとめ運搬・段取り改善)/距離短縮(レイアウト改善)/搬送手段変更(台車・コンベア等)。
  • 適用の見極め:固定化設備(コンベア)は流動性・品種変動・導入コストを考慮して選択する。