過去問解説(運営管理)_2024年(令和6年) 第14問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(外注管理の基礎)
  • 正答率: ★★★★☆(用語理解で解ける)
  • 重要度: ★★★☆☆(外注戦略の基本)

問題文

外注管理に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a
外注依存度の高い企業は、一般的に広範囲にわたって高い技術力を持つ企業であり、自社の技術力が不足気味の企業では、外注依存度は必然的に低くなる。
b
外注部品の納期遅れ対策としては、自社のMES(Manufacturing Execution System)を外注先にも組み込むことが望ましいが、それが難しい場合には納期日別に納期確認するカムアップシステムの適用が有効である。
c
外注先に対して、どのような長期的方針の下に外注を依頼しているかを明確にすることによって、積極的な連携が可能となり、外注先の品質の向上やコストの低減が期待できる。
d
自社が特殊な生産技術を持っている部品については、その優位性を維持するために、コスト削減が期待できる外注先を選択することが望まれる。

〔解答群〕

a:正  b:正  c:誤  d:正
a:正  b:誤  c:正  d:誤
a:正  b:誤  c:誤  d:正
a:誤  b:正  c:正  d:誤
a:誤  b:正  c:誤  d:正

出典: 中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:エ

解説

a:×
外注依存度は自社技術力の不足時に高まる傾向がある。設問の「技術力が不足気味の企業では外注依存度が低い」という記述は逆で誤り。

b:〇
納期遅れ対策としてMESを外注先に組み込むのは理想的だが難しい場合もある。その際、カムアップシステムによる納期確認は有効な手段。

c:〇
外注方針を明確にすることで外注先との連携が強化され、品質向上やコスト低減につながる。正しい記述。

d:×
特殊技術を持つ部品は自社で保持することで競争優位を維持するのが基本。コスト削減目的で外注するのは望ましくない。


学習のポイント

  • 外注依存度:自社技術力が不足するほど外注依存度は高まる。
  • 納期遅れ対策:MES導入が理想だが、難しい場合はカムアップシステムで補完。
  • 外注方針の明確化:外注先との信頼関係を築き、品質・コスト改善を促す。
  • 特殊技術部品:競争優位性維持のため自社内で確保するのが基本。