過去問解説(運営管理)_2024年(令和6年) 第33問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(在庫管理方式の理解)
  • 正答率: ★★★★☆(定期発注方式と定量発注方式の違い)
  • 重要度: ★★★☆☆(在庫管理の基本知識)

問題文

小売店舗における在庫管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。

定期発注方式を採用している場合、発注から納品までの調達期間のみを変更して長くすると、発注量を減らすことができる。
定期発注方式を採用している場合、発注間隔のみを変更して長くすると、安全在庫を減らすことができる。
定量発注方式を採用している場合、安全在庫のみを変更して増やすと、発注点は低くなる。
定量発注方式を採用している場合、発注点のみを変更して高くすると、発注から納品までの調達期間を長くすることができる。
定量発注方式を採用している場合、発注量のみを変更して増やすと、発注点に基づく発注間隔は長くなる。

出典: 中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:オ

解説

ア:×
調達期間を長くすると必要在庫量は増えるため、発注量は減らせない。

イ:×
発注間隔を長くすると在庫切れリスクが高まり、安全在庫はむしろ増やす必要がある。

ウ:×
安全在庫を増やせば発注点は高くなる。低くなることはない。

エ:×
発注点を高くしても調達期間そのものは変わらない。

オ:〇
定量発注方式では、発注量を増やすと消費に要する時間が長くなるため、発注点に基づく発注間隔は長くなる。


学習のポイント

  • 定期発注方式:一定の間隔で発注。調達期間や発注間隔の変更は安全在庫や発注量に影響。
  • 定量発注方式:在庫が発注点に達したら一定量を発注。発注量を増やすと次の発注までの間隔が長くなる。
  • 安全在庫:需要や供給の不確実性に備えるための在庫。増やせば発注点も高くなる。
  • 発注点:需要率×調達期間+安全在庫。調達期間を直接変える要素ではない。