過去問解説(運営管理)_2024年(令和6年) 第35問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(輸送約款の基礎理解)
  • 正答率: ★★★★☆(条文知識で判断可能)
  • 重要度: ★★★☆☆(物流契約の基本知識)

問題文

輸送手段の特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。

出発時間や到着時間を荷主の都合で指定したいときには、トラックの貸切運送よりも、特別積合せ運送を選択した方がよい。
船舶による内航運送の契約に関する「標準内航運送約款」では、運賃には、特約がない限り、船積みと陸揚げに要する費用を含まないとしている。
鉄道コンテナ輸送における貨物列車1本(26両分)の最大積載量は、10tトラック26台の最大積載量と同じである。
トラック輸送の契約に関する「標準貨物自動車運送約款」では、運賃には、積込みと取卸しに要する費用を含まないとしている。
複合一貫輸送の推進には、発地から着地までトラックを一貫して利用し続けながら、貨物を組み替えていくことが必要である。

出典: 中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:エ

解説

ア:×
特別積合せ運送は混載方式であり、荷主の都合で時間指定は難しい。時間指定には貸切運送が適している。

イ:×
標準内航運送約款では、運賃に船積み・陸揚げ費用を含むのが原則。記述は誤り。

ウ:×
鉄道コンテナ輸送の積載量は大きいが、設問の記述は不正確。

エ:〇
標準貨物自動車運送約款では、運賃に積込み・取卸し費用は含まれず、別途「付帯作業料」として計上される。正しい記述。

オ:×
複合一貫輸送は鉄道・船舶・航空・トラックなど複数の輸送モードを組み合わせる方式であり、トラックのみを使い続けるものではない。


学習のポイント

  • 貸切 vs 積合せ:時間指定は貸切運送が有利。
  • 標準貨物自動車運送約款:運賃には積込み・取卸し費用を含まない。
  • 内航運送約款:運賃には船積み・陸揚げ費用を含む。
  • 複合一貫輸送:複数の輸送モードを組み合わせて効率化する。