過去問解説(運営管理)_2023年(令和5年) 第15問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★★☆☆(計算問題)
  • 正答率: ★★★☆☆(公式理解が必要)
  • 重要度: ★★★★☆(標準時間算出の基本)

問題文

金属部品を人手で加工する作業の標準時間を計算するためのデータとして、以下の値を得た。

  • 正味作業の観測時間:5分/個
  • レイティング係数:120
  • 内掛け法による余裕率:0.20

このとき、下記の設問に答えよ。

(設問1)

この作業に対する外掛け法による余裕率の値として、最も近いものはどれか。

0.15
0.20
0.25
0.30
0.35

(設問2)

この作業の標準時間として、最も近いものはどれか(単位:分/個)。

6.25
6.50
7.00
7.50
7.75

出典: 中小企業診断協会|2023年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 設問1:ウ(0.25)
  • 設問2:エ(7.50 分/個)

解説

  1. ノーマルタイムの算出
    観測時間 5分 × レイティング係数 120% = 6分/個
  2. 余裕率の換算
  • 内掛け法余裕率 r_in=0.20
  • 外掛け法余裕率 r_out=r_in ÷ (1 − r_in)
  • r_out=0.20 ÷ 0.80=0.25 → 設問1は「0.25」
  1. 標準時間の算出
    標準時間=ノーマルタイム × (1 + r_out)
    = 6 × 1.25 = 7.5分/個 → 設問2は「7.50」

学習のポイント

  • レイティング係数:作業速度の補正に用いる。観測時間に倍率をかけてノーマルタイムを求める。
  • 余裕率の内掛け法と外掛け法
  • 内掛け法:標準時間=ノーマルタイム ÷ (1 − r_in)
  • 外掛け法:標準時間=ノーマルタイム × (1 + r_out)
  • 両者は換算可能で、結果は一致する。
  • 標準時間:ノーマルタイムに余裕を加えた時間。作業計画や工程管理の基礎となる。