過去問解説(運営管理)_2023年(令和5年) 第16問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★★☆☆(JIS定義の正誤判定)
  • 正答率: ★★☆☆☆(細かい知識が必要)
  • 重要度: ★★★☆☆(工程分析の基本理解)

問題文

JIS で定義される作業者工程分析に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

作業者および作業者が取り扱う物を、工程図記号を使って分析する。
「作業」、「検査」、「移動」、「手待ち」、「余裕」の 5 つの工程図記号が使われる。
複合記号では、主となる工程を内側に、従となる工程を外側に書き表す。
作業者が部品を組み立てる工程は、流れ線を合流させて書き表す。
運搬作業者が物の運搬を行う工程は、「作業」の工程図記号を使って書き表す。

〔解答群〕

a:〇  b:〇  c:×  d:×  e:〇
a:〇  b:×  c:〇  d:〇  e:×
a:×  b:〇  c:×  d:〇  e:×
a:×  b:×  c:〇  d:〇  e:×
a:×  b:×  c:×  d:×  e:〇

出典: 中小企業診断協会|2023年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:オ
    (a:× b:× c:× d:× e:〇)

解説

  • a:×
    作業者工程分析は「作業者の動作」を対象とする分析。物の取り扱いを工程図記号で分析するのは「工程分析」であり混同。
  • b:×
    工程図記号は「作業」「検査」「運搬」「停滞」「貯蔵」の5種類。「余裕」は含まれない。
  • c:×
    複合工程図は主工程を内側・従工程を外側に書くものではなく、工程関係を並列的に表す。
  • d:×
    部品組立工程は「合流線」で表すのではなく、流れ線図で表現する。記述は誤り。
  • e:〇
    運搬作業者が物を運搬する場合は「作業」の工程図記号を用いる。これはJIS定義に沿った正しい記述。

学習のポイント

  • 作業者工程分析:作業者の動作を対象に工程記号で表す。
  • 工程図記号:作業・検査・運搬・停滞・貯蔵の5種類。
  • 複合工程図:工程関係を並列的に表す。
  • 組立工程の表現:流れ線図で合流を表すが、作業者工程分析の記号とは異なる。
  • 運搬作業者の工程:運搬は「作業」として記号化される。