難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★★★☆(計算問題)
- 正答率: ★★☆☆☆(粗利益率・相乗積の理解が必要)
- 重要度: ★★★★☆(販売計画・利益管理の基本)
問題文
下表は、店舗Xにおける、ある期間の商品カテゴリー別の売上高と粗利益率、相乗積を示したものである。この表を見て、下記の設問に答えよ。なお、表内の(値1)~(値3)については、必要に応じて計算すること。

(設問1)
店舗Xにおいて、表に示した販売期間の粗利益高が2番目に小さい商品カテゴリーはどれか。
ア
カテゴリーA
イ
カテゴリーB
ウ
カテゴリーC
エ
カテゴリーD
オ
カテゴリーE
(設問2)
店舗Xにおける販売計画の考え方に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ただし、商品カテゴリーごとの粗利益率は一定で、それぞれの商品カテゴリーの売上は他の商品カテゴリーの売上に影響しないものとする。
ア
カテゴリーAの取り扱いをやめると、全体の粗利益率は上昇する。
イ
カテゴリーBの売上高が2倍になると、全体の粗利益率は上昇する。
ウ
カテゴリーCの売上高が2倍になった場合は、カテゴリーBの売上高が2倍になった場合よりも全体の粗利益高の増加額が大きい。
エ
カテゴリーDの売上高が半分になると、全体の粗利益率は低下する。
オ
カテゴリーEの売上高が10倍になると、全体の粗利益高は2倍以上に増加する。
出典: 中小企業診断協会|2023年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)
解答
- 設問1:ウ
- 設問2:イ
解説
設問1
粗利益高は「売上高 × 粗利益率」で計算できる。
各カテゴリーの粗利益高を求めると以下の通り:
- A:380万円 × 25% = 95万円
- B:140万円 × 30% = 42万円
- C:90万円 × 40% = 36万円
- D:240万円 × (値3の粗利益率) ≈ 48万円
- E:150万円 × 12% = 18万円
順位:E(最小)< C < B < D < A
→ 2番目に小さいのは カテゴリーC。
設問2
粗利益率が全体平均より高いカテゴリーの売上を増やすと、全体粗利益率は上昇する。
- Bの粗利益率は30%で全体平均23.9%より高いため、売上を増やすと全体粗利益率は上昇。
→ 正解は イ。
学習のポイント
- 粗利益高 = 売上高 × 粗利益率。
- 相乗積 = 売上構成比 × 粗利益率。利益貢献度を示す指標。
- 販売計画:粗利益率が高いカテゴリーの売上を伸ばすと、全体粗利益率が改善する。