過去問解説(運営管理)_2022年(令和4年) 第4問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(各生産方式の定義理解)
  • 正答率: ★★★★☆(用語の意味を正しく押さえれば確実に得点可能)
  • 重要度: ★★★★☆(工程管理・受注生産の基本知識)

問題文

生産方式に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

オーダエントリー方式は、生産工程にある半製品に顧客のオーダを引き当て、顧客が希望した仕様の製品として完成させるために、仕様に合わせた部品や作業を選択して生産する方式である。
生産座席予約方式は、設備の稼働状況を基に、顧客のオーダを到着順に生産する方式である。
モジュール生産方式は、あらかじめモジュール部品を複数用意し、受注後にそれらの組み合わせによって多品種の最終製品を生産する方式で、リードタイムの短縮が期待できる。
製番管理方式は、製品の組立を開始する時点で部品を引き当てる方式で、ロット生産にも利用可能で、特にロットサイズが大きい場合に適している。

〔解答群〕

a:正  b:正  c:誤  d:誤
a:正  b:誤  c:正  d:正
a:正  b:誤  c:正  d:誤
a:誤  b:正  c:誤  d:正
a:誤  b:誤  c:正  d:正

出典: 中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:ウ

解説

  • a:〇
    オーダエントリー方式は、標準品の半製品を事前に生産しておき、受注後に顧客仕様に合わせて部品や作業を選択して完成させる方式。納期短縮や柔軟な仕様対応が可能。
  • b:×
    生産座席予約方式は、設備の稼働予定を事前に予約することで、納期を確定させる方式。飛行機の座席予約のように「いつ作れるか」を確保する仕組みであり、「到着順に生産する」方式ではない。
  • c:〇
    モジュール生産方式は、あらかじめ用意されたモジュール部品を組み合わせて多品種の製品を生産する方式。受注後に組み合わせるため、リードタイムの短縮が可能。BTOパソコンなどが代表例。
  • d:×
    製番管理方式は、製品ごとに製造番号(製番)を付けて管理する方式で、小ロットや個別生産に適している。ロットサイズが大きい場合は、むしろ整番管理方式などの方が適している。記述は不正確。

学習のポイント

  • オーダエントリー方式:標準品+受注仕様の組み合わせ。納期短縮と柔軟性が特徴。
  • 生産座席予約方式:設備の稼働枠を予約することで納期を確定。到着順ではない。
  • モジュール生産方式:モジュール部品の組み合わせで多品種対応。BTO型製品に多い。
  • 製番管理方式:製品ごとに製番を付けて管理。個別・小ロット生産に適し、大ロットには不向き。
  • 試験対策:各方式の「目的」「特徴」「適用場面」をセットで覚えると、正誤判定が安定する。