過去問解説(運営管理)_2022年(令和4年) 第8問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★★☆☆(ジョンソン法の理解とメイクスパン計算)
  • 正答率: ★★★☆☆(順序決定と非稼働時間の計算が必要)
  • 重要度: ★★★★☆(工程管理・スケジューリングの基本)

問題文

製品A~Dの 2 つの工程の加工時間が下表のように与えられたとき、2 工程のフローショップにおける製品の投入順序を検討する。

生産を開始して全ての製品の加工を完了するまでの時間(メイクスパン)を最小にする順序で投入した場合、メイクスパンに含まれる第1工程と第2工程の非稼働時間の合計値として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

製品 第1工程(時間) 第2工程(時間)
A14
B25
C66
D54

〔解答群〕

2
3
4
5
6

出典: 中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:エ

解説

  • 本問は「2工程のフローショップ」におけるメイクスパン(全製品完了までの時間)を最小化する順序を求める問題。
    ジョンソン法を用いて、以下のルールで順序を決定する:
  • 第1工程の時間が第2工程より短い場合 → 先頭に配置
  • 第2工程の時間が第1工程より短い場合 → 後方に配置
  • 各製品の比較:
  • A:第1=1、第2=4 → 先頭
  • B:第1=2、第2=5 → 先頭
  • C:第1=6、第2=6 → 同値 →中間
  • D:第1=5、第2=4 → 後方
  • 最適順序:A → B → C → D
  • この順序で各工程の稼働時間を積み上げていくと、工程間の待ち時間(非稼働時間)が発生する。
    第1工程と第2工程の稼働・待機時間を計算すると、非稼働時間の合計は「5時間」となる。

学習のポイント

  • ジョンソン法:2工程の順序決定に使える代表的手法。工程時間の大小で並び順を決める。
  • メイクスパン:全製品が完了するまでの時間。工程間の待機時間も含まれる。
  • 非稼働時間の計算:工程間の空白時間を合計することで求める。
  • 試験対策:ジョンソン法の適用 → 順序決定 → メイクスパンと非稼働時間の計算という流れを押さえる。