過去問解説(運営管理)_2022年(令和4年) 第14問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★★☆☆(グラフの読み取りと用語理解)
  • 正答率: ★★★☆☆(先入先出法と累積線の意味が分かれば得点可能)
  • 重要度: ★★★☆☆(在庫管理とIEの応用)

問題文

ある倉庫では、ある製品の入出庫管理が先入先出法で行われている。その製品の在庫状況を把握するために行った流動数分析の結果を下図に示す。この図から読み取ることができる記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕

Aが示す区間の値は、時点aにおける在庫量が倉庫に補充されるまでの期間である。
Aが示す区間の値は、時点aに入庫した製品の倉庫における滞留期間である。
Bが示す区間の値は、時点bにおいて製品が倉庫に補充された量である。
Bが示す区間の値は、時点bにおける製品が倉庫から出荷された量である。
インプット累積線とアウトプット累積線における水平方向の間隔が広いほど、倉庫内の在庫が多い。

出典: 中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:イ

解説

  • ア:×
    「期間」とあるが、Aは縦方向の距離(累積量)を示しており、時間ではない。よって誤り。
  • イ:〇
    Aは時点aにおけるインプット累積量とアウトプット累積量の差を示しており、先入先出法において「最も古い在庫の滞留量」を表す。記述は正しい。
  • ウ:×
    Bは縦方向の差であり、時点bにおける「補充された量」ではなく、在庫の一部の累積量。補充量とは異なる。
  • エ:×
    Bはインプットとアウトプットの差であり、出荷量ではなく在庫量の一部。誤り。
  • オ:×
    水平方向の間隔は「時間差」を示すものであり、在庫量とは関係しない。縦方向の差が在庫量を示す。

学習のポイント

  • 流動数分析:インプット累積線とアウトプット累積線の差が在庫量を示す
  • 縦方向の差=在庫量横方向の差=滞留時間
  • 先入先出法(FIFO):古い在庫から順に出庫されるため、累積線の差で古い在庫の滞留量が分かる
  • 試験対策:グラフの軸と方向に注目し、数量と時間の違いを正確に読み取る