難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(用語と範囲の正確な理解)
- 正答率: ★★★★☆(定義の確認で得点可能)
- 重要度: ★★★☆☆(作業標準・標準化の基礎)
問題文
作業標準に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a
作業標準の作成に当たっては、最善な作業方法で実行可能で、目的や目標値が具体的であることが重要であり、状況が変化した場合には常に改定されなければならない。
b
作業標準では、加工・組立・検査・準備段取作業などの直接的な作業に関する作業方法が規定されており、運搬や保全、異常処理作業などの間接的な作業に関する作業方法は含まれない。
c
作業標準は標準作業に基づいて作成されるもので、作業者の教育・訓練の基礎資料であるため、個別生産方式の職場では作成されない。
d
作業標準は文書化して保存しておくことが必要で、VTR や動画は現場の教育用として補助的に利用するものであり、正式な作業標準には含まれない。
〔解答群〕
ア
a:正 b:正 c:正 d:誤
イ
a:正 b:誤 c:正 d:誤
ウ
a:正 b:誤 c:誤 d:誤
エ
a:誤 b:正 c:誤 d:正
オ
a:誤 b:誤 c:誤 d:正
出典: 中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)
解答
- 正解:ウ(a:〇、b:×、c:×、d:×)
解説
- a:〇
目的や目標値を具体化し、最善の作業方法で実行可能にすることは作業標準の基本。状況変化に応じた改定も妥当。 - b:×
作業標準には、直接作業だけでなく運搬・保全・異常処理などの間接作業の取り扱いも含めて規定するのが適切。間接作業を含まないという記述は誤り。 - c:×
作業標準は個別生産方式でも作成・活用される。教育・訓練の基礎資料として職場形態を問わず必要。 - d:×
文書化は必要だが、動画やVTRを正式な作業標準の一部(補助資料)として組み込む運用も一般的。動画が正式に含まれないと断定するのは不適切。
学習のポイント
- 作業標準の範囲: 直接作業に加え、運搬・保全・異常処理なども対象に含める。
- 改定の考え方: 工程・設備・条件の変更時は速やかに改定して現場へ周知。
- 教育・訓練: 作業標準は教育の基礎資料。職場形態に関係なく整備・活用する。
- 媒体の活用: 文書+図表+動画で理解度・再現性を高めるのが実務的。