難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(TPMの基本理解)
- 正答率: ★★★★☆(用語と考え方の整理で得点可能)
- 重要度: ★★★☆☆(保全活動の体系理解)
問題文
TPM(Total Productive Maintenance)に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a
設備の高度化・複雑化に対応するために、生産部門と独立して保全部門を強化することが故障の未然防止につながる。
b
保全の技術・技能を高め、設備の MTTR をより長く、また MTBF をなるべく短くするような活動を進めることにより、故障ゼロ、不良ゼロを目指す。
c
設備総合効率は設備の実力を把握するための指標で、7大ロスを数値化したものである。
d
トップから第一線従業員に至るまで全員が参加し、重複小集団活動により実施する。
〔解答群〕
ア
a:正 b:正 c:正 d:誤
イ
a:正 b:正 c:誤 d:正
ウ
a:正 b:誤 c:正 d:正
エ
a:誤 b:正 c:誤 d:誤
オ
a:誤 b:誤 c:正 d:正
出典: 中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)
解答
- 正解:オ(a:×、b:×、c:〇、d:〇)
解説
- a:×
TPMでは、生産部門が主体となって保全活動に取り組む「自主管理保全」が基本。保全部門を独立強化する考え方はTPMの本質と異なる。 - b:×
MTTR(平均修復時間)は短く、MTBF(平均故障間隔)は長くすることが望ましい。記述は逆で誤り。 - c:〇
設備総合効率(OEE)は、稼働率・性能率・良品率の3要素から構成され、7大ロス(故障・段取・空転・速度低下・不良・立上・小停止)を数値化する指標。正しい。 - d:〇
TPMは「全員参加」が原則。トップから現場まで小集団活動を通じて改善を進める。記述は正しい。
学習のポイント
- TPMの基本原則:全員参加・自主管理・ゼロ故障・ゼロ不良を目指す
- OEEの構成:稼働率・性能率・良品率で設備の実力を数値化
- MTTRとMTBFの方向性:MTTRは短く、MTBFは長くが理想
- 小集団活動:現場の改善力を高めるTPMの実践手法