過去問解説(運営管理)_2022年(令和4年) 第31問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(在庫政策の基本)
  • 正答率: ★★★☆☆(用語の正確な対応)
  • 重要度: ★★★☆☆(店舗オペレーションの基礎)

問題文

小売店舗における在庫管理に関する以下の文章の空欄A~Cに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

ある商品について、当該店舗の発注担当者は在庫量を毎日確認し、需要予測に基づいて必要と見込まれる数量を毎日発注している。ここで行われている発注方法を一般的にという。

適正在庫を維持するためには、発注量を決めるための需要予測量を計算する期間をにする必要がある。また、毎日計算する発注量は、需要予測量と安全在庫の合計数量から発注時のを減算して求める必要がある。

〔解答群〕

A:定期発注方式  B:調達期間            C:手持在庫量
A:定期発注方式  B:調達期間と発注間隔の合計期間  C:手持在庫量
A:定期発注方式  B:調達期間と発注間隔の合計期間  C:有効在庫量
A:定量発注方式  B:調達期間            C:有効在庫量
A:定量発注方式  B:調達期間と発注間隔の合計期間  C:手持在庫量

出典: 中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:ウ
    (A:定期発注方式/B:調達期間と発注間隔の合計期間/C:有効在庫量)

解説

  • A:定期発注方式
    在庫を一定間隔(本設問では「毎日」)で確認し、需要予測に基づいて発注量を決める方法は「定期発注方式」に該当する。
  • B:調達期間と発注間隔の合計期間
    定期発注では、次回発注までの期間分も欠品しないように在庫を確保する必要があるため、需要予測の対象期間は「リードタイム(調達期間)+発注間隔」の合計となる。
  • C:有効在庫量
    発注量は「需要予測量+安全在庫」から、発注時点で実際に利用可能な在庫量(手持在庫に入荷予定を加え、引当済みを差し引いた有効在庫量)を減算して求める。

学習のポイント

  • 発注方式の区別
    -定期発注方式:一定間隔で発注量を見直す方式。需要予測と安全在庫を考慮。
    -定量発注方式:在庫が発注点に達したら一定量を発注する方式。
  • 需要予測期間の考え方
    -定期発注では「調達期間+発注間隔」を対象にする。
    -定量発注では「調達期間」のみを対象にする。
  • 有効在庫量の重要性
    -手持在庫だけでなく、入荷予定や引当済みを含めて「実際に使える在庫量」を考慮する。
  • 試験対策
    -定期発注と定量発注の違いを整理しておく。
    -「有効在庫量」と「手持在庫量」の違いを理解しておくことが得点の鍵。