過去問解説(運営管理)_2022年(令和4年) 第32問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(輸送手段の基礎理解)
  • 正答率: ★★★☆☆(物流関連法規の知識があれば得点可能)
  • 重要度: ★★☆☆☆(物流契約・輸送方式の基礎)

問題文

物品の輸送手段の特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。

鉄道輸送において使用されるコンテナは、1種類に限定されている。
トラックに積載した貨物をRORO船で輸送する際には、トラックがそのまま船内へ入れないため、貨物を取り卸して船内に積み込む作業が発生する。
トラック輸送から鉄道輸送へのモーダルシフトを推進することにより、貨物の積み替えが不要になる。
トラック輸送の契約に関する「標準貨物自動車運送約款」では、運送の対価である運賃と運送以外の役務等の対価である料金を区別している。
路線便は、トラック1台を単独の荷主が貸し切りにして、発地から着地まで直行する輸送方法である。

出典: 中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:エ

解説

  • ア:×
    鉄道輸送で使用されるコンテナは複数種類が存在する。限定されているわけではない。
  • イ:×
    RORO船(Roll-on Roll-off船)はトラックや車両をそのまま船内に乗り入れて輸送できる方式。貨物を取り卸す必要はない。
  • ウ:×
    モーダルシフトは環境負荷低減や効率化を目的にトラック輸送から鉄道・船舶輸送へ切り替える施策だが、積み替えは必要となる。積み替え不要という記述は誤り。
  • エ:〇
    「標準貨物自動車運送約款」では、運送の対価である「運賃」と、荷役・保管など運送以外の役務の対価である「料金」を区別している。記述は正しい。
  • オ:×
    路線便は複数荷主の貨物を混載し、定められた路線で輸送する方式。貸切直行便ではない。

学習のポイント

  • 鉄道輸送:コンテナは複数種類あり、用途に応じて使い分ける。
  • RORO船:車両をそのまま船に乗せて輸送できるため、積み替え不要。
  • モーダルシフト:環境負荷低減のためにトラックから鉄道・船舶へ切り替えるが、積み替えは必要。
  • 標準貨物自動車運送約款:運賃(運送の対価)と料金(付帯サービスの対価)を明確に区別。
  • 路線便:複数荷主の貨物を混載して定期運行する方式。貸切便とは異なる。