難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(GS1標準の理解)
- 正答率: ★★★☆☆(AIの役割を理解していれば得点可能)
- 重要度: ★★☆☆☆(流通・バーコード実務の基礎)
問題文
近年、商品識別に加えて、「製造年月日」や「品質保持期限日」といった属性情報もバーコードで表示して利用したい、という要求が高まっている。GS1では、これに対応するために、以下のシンボル例のカッコ内に示すGS1アプリケーション識別子(AI)を利用することで、商品識別コード以外の属性情報もバーコード化して伝達することを可能としている。

- * シンボル例は実寸法ではなく、正確なバーコードを示しているわけではない。
- * カッコ内の01や11がAIであり、例えば(01)は、次の(11)の前までの記号列が商品識別コードであることを意味する。
〔解答群〕
ア
AIで規定されている情報項目では、固定長のデータのみ扱うことが可能である。
イ
AIで表現できる情報項目では、漢字・かなといった特定の言語に依存するテキストデータでも使用可能である。
ウ
AIはGS1が定めたグローバル標準であるため、国内に限らず、輸出入など海外との取引においてもそのまま利用可能である。
エ
AIはGS1データマトリックスで利用可能であるが、GS1 QRコードでは利用できない。
オ
属性情報のAIの番号は、昇順に設定しなければ認識されない。
出典: 中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)
解答
- 正解:ウ
解説
- ア:×
AIには固定長と可変長の項目があり、すべてが固定長ではない。可変長項目には終了識別子や区切りが必要。 - イ:×
GS1のAIは国際標準であり、言語依存の漢字・かななどは使用できない。英数字・記号などに限定される。 - ウ:〇
GS1アプリケーション識別子(AI)は国際標準であり、輸出入・グローバル取引でもそのまま利用可能。GS1加盟国間で共通運用されている。 - エ:×
AIはGS1データマトリックスだけでなく、GS1 QRコードでも利用可能。どちらもGS1標準に準拠している。 - オ:×
AIの順序は認識に影響しない。順序は自由であり、構文解析によって識別される。
学習のポイント
- GS1 AIの役割:商品識別コードに加え、製造日・賞味期限・ロット番号などの属性情報を付加できる。
- AIの構造:固定長・可変長があり、可変長には区切り文字が必要。順序は自由。
- 国際標準性:GS1は世界共通の流通コード体系。JAN/EAN/GTIN/AIなどは国際取引でも使用可能。
- バーコード対応:AIはGS1-128、GS1 DataMatrix、GS1 QRなど複数のバーコード形式に対応。