難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(購買相関の基礎指標)
- 正答率: ★★★☆☆(定義通りに計算)
- 重要度: ★★★☆☆(販促・陳列の根拠作り)
問題文
ある小売店の一定期間における POS システムから得られた 1,000 件のレシートデータを分析する。このとき、商品aと商品bの購買パターンについて、下表のような結果が得られたとする。下記の設問に答えよ。
購買した商品
レシート件数
商品aのみ
350件
商品bのみ
50件
商品aと商品bの両方
250件
(設問1)
商品aと商品bの購買パターンについての評価指標に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア
商品aからみた商品bの信頼度(コンフィデンス)は、5/9である。
イ
商品aと商品bを併買したパターンの支持度(サポート)は、0.25である。
ウ
商品aを購買したパターンの支持度(サポート)は、0.45である。
エ
商品bからみた商品aの信頼度(コンフィデンス)は、5/7である。
オ
商品bを購買したパターンの支持度(サポート)は、0.35である。
(設問2)
商品aと商品bを併買した購買パターンのリフト値として、最も適切なものはどれか。
ア
3/10
イ
5/13
ウ
5/9
エ
5/6
オ
25/18
出典:中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)
解答
- 設問1:イ
- 設問2:オ
解説
- 集計の前提
総レシート数=1,000。
商品a購入=「aのみ350+両方250=600」→支持度0.60。
商品b購入=「bのみ50+両方250=300」→支持度0.30。
両方購入=「250」→支持度0.25。 - 設問1(評価指標)
併買の支持度は0.25なのでイが正しい。 - 設問2(リフト値)
リフト=「両方の支持度 ÷(a支持度 × b支持度)」=0.25 ÷(0.60 × 0.30)=0.25 ÷ 0.18=1.388…
分数表現では 25/18 に一致するため、オが正しい。
学習のポイント
- 支持度(サポート):該当パターンのレシート割合(例:両方=250/1000=0.25)。
- 信頼度(コンフィデンス):A→Bなら「A購入の中でBも購入した割合」(例:a購入600中b併買250=約0.417)。
- リフト:同時購買の強さを独立仮定と比較する指標。「両方の支持度 /(a支持度×b支持度)」。
- 実務活用:併買の強い組み合わせは関連陳列・セット販促・クーポン設計に活かす。