過去問解説(運営管理)_2021年(令和3年) 第24問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(修正ハフモデルの基本計算)
  • 正答率: ★★★☆☆(式に数値を代入できれば確実)
  • 重要度: ★★☆☆☆(小売商圏分析の基礎)

問題文

ある地域に住む消費者Xが、ある店舗に買い物に出かける確率を考えたい。その地域には店舗Aおよび店舗Bの2店舗のみが存在すると仮定する。このとき、消費者Xが店舗Aに買い物に出かける確率を計算したい。以下で示す条件が与えられたとき、修正ハフモデルを用いて上記の確率を求める場合、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、店舗の魅力度については売場面積を使用する。

店舗Aの売場面積
:1,000 m²
店舗Aと消費者Xとの距離
:1,000 m
店舗Bの売場面積
:2,000 m²
店舗Bと消費者Xとの距離
:2,000 m
距離抵抗係数
:2

〔解答群〕

1/2
1/3
2/3
1/4

出典: 中小企業診断協会|2021年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:ウ
    (消費者Xが店舗Aを選ぶ確率は 2/3)

解説

修正ハフモデルでは、店舗の魅力度(売場面積)を距離の影響で割り引いて、各店舗の選ばれる確率を求めます。

ステップ1:各店舗の魅力度を計算

  • 店舗A:1,000 ÷ (1,000 × 1,000) = 0.001
  • 店舗B:2,000 ÷ (2,000 × 2,000) = 0.0005

※距離抵抗係数が2なので、距離の2乗で割ります。

ステップ2:店舗Aの選択確率

  • 店舗Aの確率 = 0.001 ÷ (0.001 + 0.0005) = 0.001 ÷ 0.0015 = 2/3

学習のポイント

  • 距離抵抗係数が大きいほど、遠い店舗は選ばれにくくなる。
  • 売場面積が大きいほど魅力度は高くなるが、距離の影響で相殺されることもある。
  • 商圏分析では「距離」と「魅力度」のバランスが重要。
  • 修正ハフモデルは、立地戦略や店舗配置の判断に活用される。