難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(輸送手段の特徴理解)
- 正答率: ★★★☆☆(輸送方式の定義を押さえれば正答可能)
- 重要度: ★★☆☆☆(物流戦略の基礎)
問題文
物品の輸送手段に関する記述として、最も適切なものはどれか。
〔解答群〕
ア
RORO(roll-on roll-off)船は、港湾でのコンテナの積み降ろしに専用のクレーンを必要とする。
イ
出発時間や到着時間を荷主の都合で指定したいときには、特別積合せ運送よりも、トラックの貸切運送を選択した方がよい。
ウ
宅配便は、消費者間で物品を配送するときに利用されるサービスであり、企業間では利用されない。
エ
鉄道輸送では、短距離で少量の輸送の場合に、輸送量当たりの輸送料金がトラック輸送よりも低い傾向がある。
オ
トラック輸送から鉄道輸送へのモーダルシフトは、パレチゼーションを阻害する。
出典: 中小企業診断協会|2021年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)
解答
- 正解:イ
(荷主の都合で出発・到着時間を指定したい場合は、特別積合せ運送よりもトラックの貸切運送が適切)
解説
- ア:×
RORO船は車両や荷物を「そのまま乗り入れて積み降ろし」できる方式。専用クレーンは不要。 - イ:〇
特別積合せ運送は複数荷主の貨物をまとめて運ぶため、時間指定は難しい。貸切運送なら荷主の都合に合わせて柔軟に対応可能。 - ウ:×
宅配便は企業間でも利用される。BtoB配送も一般的。 - エ:×
鉄道輸送は長距離・大量輸送に適しており、短距離・少量ではトラック輸送の方が効率的。 - オ:×
モーダルシフトは鉄道や船舶への転換を促進し、パレチゼーション(荷姿の標準化)をむしろ推進する。
学習のポイント
- 貸切運送 vs 特別積合せ運送
・貸切:荷主専用、時間指定可能。
・積合せ:複数荷主の貨物をまとめるため、時間指定は困難。 - RORO船:車両や荷物を直接積み降ろし可能。クレーン不要。
- 宅配便:個人間だけでなく企業間でも利用される。
- 鉄道輸送:長距離・大量輸送に強み。短距離・少量はトラックが有利。
- モーダルシフト:環境負荷低減・効率化のために推進される。