難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(在庫型/通過型センターの機能整理)
- 正答率: ★★★☆☆(定義の押さえで取りやすい)
- 重要度: ★★☆☆☆(店舗物流の設計基礎)
問題文
チェーン小売業の物流センターの機能に関する記述として、最も適切なものはどれか。
〔解答群〕
ア
仕入先から物流センターへの納品頻度は、在庫型物流センターよりも通過型物流センターを利用する方が少なくしやすい。
イ
通過型物流センターには、各仕入先からの納品に対する店舗での荷受作業を集約する機能はない。
ウ
店舗での発注から納品までのリードタイムは、通過型物流センターよりも在庫型物流センターを利用する方が短くしやすい。
エ
物流センターから店舗へ多頻度小口配送を推進すると、店舗の平均在庫量は増加する。
オ
物流センターから店舗へのカテゴリー納品を行うと、店舗への納品回数は多くなる。
出典: 中小企業診断協会|2021年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)
解答
- 正解:ウ
(在庫型センターの方が店舗リードタイムを短くしやすい)
解説
- ア:×
通過型センターはクロスドック主体で、仕入先からの頻度はむしろ高くなりがち。少頻度化は在庫型の方が調整しやすい。 - イ:×
共同集約荷受は通過型センターの典型機能。店舗の荷受負荷をセンターで集約・平準化する。 - ウ:〇
在庫型センターは在庫を保持するため、店舗発注に対しセンター在庫から即応でき、通過型より納品リードタイムを短縮しやすい。 - エ:×
多頻度小口配送は補充間隔を短くし、店舗の平均在庫量を低減させるのが一般的。 - オ:×
カテゴリー納品は分類別の集約で店舗作業効率を高める設計。納品回数が必ず多くなるわけではない。
学習のポイント
- 在庫型センター:在庫保持・即応配送・リードタイム短縮に強み。
- 通過型センター(クロスドック):仕入先からの流れを集約し、滞留なく店舗へ振り分け。荷受集約・在庫極小。
- 多頻度小口配送:店舗在庫の圧縮と欠品抑制。発注精度と補充設計が鍵。
- カテゴリー納品:売場作業効率化(検品・陳列)を狙う納品形態で、回数増加の必然性はない。