過去問解説(運営管理)_2020年(令和2年) 第1問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(基本用語の定義確認)
  • 正答率: ★★★☆☆(比の向きと用語の適用に注意)
  • 重要度: ★★☆☆☆(生産管理指標の基礎)

問題文

管理目標に関する記述として、最も適切なものはどれか。

〔解答群〕

産出された品物の量に対する投入された主原材料の量の比によって、歩留まりを求めた。
産出量に対する投入量の比によって、生産性を求めた。
単位時間に処理される仕事量を測る尺度として、リードタイムを用いた。
動作可能な状態にある作業者が作業を停止している時間を、遊休時間として求めた。

出典: 中小企業診断協会|2020年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:
    (作業者が稼働可能にもかかわらず停止している時間=遊休時間)

解説

  • ア:×
    歩留まりは一般に「産出量÷投入量」。記述は「投入量÷産出量」で逆比になっているため誤り。
  • イ:×
    生産性は「産出量÷投入量」。記述は「投入量÷産出量」で逆比のため誤り。
  • ウ:×
    単位時間当たりの仕事量は「スループット」「生産速度」などで表す。リードタイムは処理完了までの所要時間であり尺度が異なる。
  • エ:〇
    稼働可能状態での作業停止時間は遊休時間(手待ちを含む)として把握するのが適切。

学習のポイント

  • 歩留まり・生産性: どちらも「産出量÷投入量」が基本。分母・分子の向きを取り違えない。
  • リードタイムとスループット: リードタイム=所要時間、スループット=単位時間当たりの処理量。用途を混同しない。
  • 遊休時間の管理: 作業・設備の待ち時間やムダの把握が改善の起点になる。