過去問解説(運営管理)_2020年(令和2年) 第3問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★★☆☆(SLPの手順理解が必要)
  • 正答率: ★★☆☆☆(順序を正しく整理できるかがポイント)
  • 重要度: ★★★☆☆(工場レイアウト設計の基本理論)

問題文

工場レイアウトの設計における体系的な進め方として、システマティックレイアウトプランニング(SLP)が知られている。

以下のa~dは、SLPの各ステップで実施する事項である。SLPの実施手順として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

必要スペースと使用可能スペースの調整を行う。
生産品目と生産数量との関係を分析する。
実施上の制約を考慮して調整を行い、複数のレイアウト案を作成する。
物の流れとアクティビティを分析し、各部門間の関連性を把握する。

〔解答群〕

a→b→d→c
a→c→b→d
b→a→d→c
b→d→a→c
d→c→a→b

出典: 中小企業診断協会|2020年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:エ
    (b→d→a→c)

解説

SLP(Systematic Layout Planning)の基本手順

  1. b 生産品目と生産数量の分析
    → まず対象となる製品と数量を把握する。
  2. d 物の流れとアクティビティの分析
    → 部門間の関連性を整理し、流れを明確化する。
  3. a 必要スペースと使用可能スペースの調整
    → 各部門の必要面積と利用可能面積を検討する。
  4. c 制約を考慮し複数レイアウト案を作成
    → 実際の制約条件を踏まえ、複数案を設計する。

他選択肢の誤り

  • ア:a→b→d→c
    スペース調整が先に来るのは不自然。まず製品・数量を分析する必要がある。
  • イ:a→c→b→d
    手順が前後しており、分析より先に案作成は不適切。
  • ウ:b→a→d→c
    流れの分析がスペース調整より後になるのは不自然。
  • オ:d→c→a→b
    順序が大きく誤っている。

学習のポイント

  • SLPの流れ
  • 製品・数量分析 → 流れ・関連性分析 → スペース調整 → レイアウト案作成
  • 工場レイアウト設計:分析から始め、制約を踏まえて複数案を検討する体系的手法。
  • 試験対策:手順の順序を正しく覚えることが重要。