過去問解説(運営管理)_2020年(令和2年) 第5問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★★☆☆(造形プロセスの定義整理)
  • 正答率: ★★☆☆☆(各技術の対象・手段の理解が鍵)
  • 重要度: ★★★☆☆(製造プロセス選定の基礎)

問題文

立体造形に係る技術に関する以下の文章において、空欄A~Cに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

立体造形に係る技術は、金属、セラミックス、プラスチック、ガラス、ゴム等さまざまな材料を所要の強度や性質、経済性等を担保しつつ、例えば、高いエネルギー効率を実現するための複雑な翼形状や歯車形状等を高精度に作り出したり、高度化する医療機器等の用途に応じた任意の形状を高精度に作り出したりする技術全般を指す。

これには、鋳型空間に溶融金属を流し込み凝固させることで形状を得る 技術や、金属粉末やセラミックス粉末の集合体を融点よりも低い温度で加熱し固化させることで目的物を得る 技術、三次元データを用いて任意の形状を金型等の専用工具を使わずに直接製造できる 技術も含まれる。

〔解答群〕

A:融体加工  B:射出成型  C:研削加工
A:融体加工  B:粉体加工  C:積層造形
A:溶接加工  B:射出成型  C:積層造形
A:溶接加工  B:粉体加工  C:研削加工

出典: 中小企業診断協会|2020年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:
    (A:融体加工/B:粉体加工/C:積層造形)

解説

  • A=融体加工(鋳造など)
    溶融金属を鋳型に流し込み、凝固させて形状を得るプロセス。記述の「鋳型空間に溶融金属を流し込み凝固」に合致。
  • B=粉体加工(焼結など)
    金属・セラミックス粉末を融点未満で加熱し固化(焼結)して成形するプロセス。粉末冶金の説明に一致。
  • C=積層造形(AM/3Dプリンティング)
    三次元データから金型不要で直接製造する技術。付加製造で、任意形状を高精度に造形できる。

学習のポイント

  • 融体加工=鋳造系:溶かして型に流す→凝固で形状形成。
  • 粉体加工=焼結系:粉末を成形・加熱して固化。
  • 積層造形=付加製造:CADデータから層状に造形、工具・金型不要。