過去問解説(運営管理)_2020年(令和2年) 第6問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★★☆☆(統計的品質管理の応用)
  • 正答率: ★★☆☆☆(ヒストグラムの形状と原因の対応力が問われる)
  • 重要度: ★★★☆☆(QC七つ道具の実践力)

問題文

工場での加工品の長さを測定して、そのヒストグラムを作成した結果、下図の①~③が得られた。その原因を調べたところ、おのおのについて以下のa~cの事実が明らかになった。

【原因】

2つの機械で生産した加工品が混合していた。
規格を超えている加工品について手直しをしていた。
一部の工具に破損が見られた。

【結果】(①~③のヒストグラム)

〔解答群〕

aと①  bと②  cと③
aと①  bと③  cと②
aと②  bと③  cと①
aと③  bと①  cと②
aと③  bと②  cと①

出典: 中小企業診断協会|2020年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:イ
    (aと①/bと③/cと②)

解説

各ヒストグラムの特徴と原因の対応

  • ①:二峰性(ピークが2つ)
    → 原因:a「2つの機械で生産した加工品が混合していた」
    → 異なる機械で加工された製品が混在すると、寸法分布が2つの中心値を持つ。
  • ②:右に裾が伸びる(右裾が長い)
    → 原因:c「一部の工具に破損が見られた」
    → 工具の摩耗や破損により、加工寸法が規格より大きくなる傾向。
  • ③:左に裾が伸びる(左裾が長い)
    → 原因:b「規格を超えている加工品について手直しをしていた」
    → 手直しにより寸法が小さくなり、左側に偏った分布になる。

学習のポイント

  • ヒストグラムの形状から原因を推定する力
  • 二峰性 → 混在・混合
  • 裾が伸びる → 加工異常・手直し・工具不良
  • QC七つ道具の活用:ヒストグラムは工程異常の早期発見に有効
  • 試験対策:形状と原因の典型パターンを覚えておくと有利