難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(物流施設・用語の基礎)
- 正答率: ★★★☆☆(現場知識で判断可能)
- 重要度: ★★☆☆☆(センター運営の基本論点)
問題文
物流センターの運営に関する記述として、最も適切なものはどれか。
〔解答群〕
ア
ASN(Advanced Shipping Notice)は、荷受側が商品の入荷前に作成する入荷情報のことである。
イ
スーパーで主に利用されているプロセスセンターは、商品を加工し包装する物流施設である。
ウ
トラック運転者が集品先または納品先の荷主の倉庫内で付帯作業を行うことは、法律で禁止されており、契約で定めてはならない。
エ
ピッキングする商品品目数がオーダー数より多い場合には、摘み取り方式ではなく種まき方式で行うのが一般的である。
オ
複数の取引先へ同時に出荷する商品が一度に入荷した場合、入荷時に検品すれば、出荷時の検品を省略することができる。
出典: 中小企業診断協会|2020年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)
解答
- 正解:イ
解説(選択肢ごとの評価)
- ア:×
ASNは「出荷通知」で、通常は出荷側(納入者)が入荷前に送信する事前情報。荷受側が作成するものではない。 - イ:〇
プロセスセンターは、流通過程で生鮮・惣菜などを加工・包装し、店舗へ供給する施設。スーパーで広く利用される。 - ウ:×
付帯作業(荷扱い・検品・仕分けなど)は契約に基づき実施可能。法令で一律に禁止されているわけではない。 - エ:×
品目数がオーダー数より多い場合は、一般に「摘み取り方式(ピック・バイ・オーダー)」が適し、種まき方式が常に有利とはいえない。 - オ:×
入荷検品を行っても、出荷時には出荷先・数量・ラベル等の照合を行うのが基本で、検品の完全省略は適切でない。
学習のポイント
- ASN: 出荷側が送る事前入荷情報で入荷処理を迅速化。
- プロセスセンター: 加工・包装により店舗作業を外部化し、鮮度・効率を両立。
- 付帯作業: 契約明確化が重要(範囲・料金・安全対策)。
- ピッキング方式: オーダー特性(品目数・オーダー数・ロット)で摘み取り/種まきを使い分ける。
- 検品: 入荷・出荷で目的が異なるため、リスクに応じて工程設計を行う。