過去問解説(運営管理)_2019年(令和元年) 第4問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(加工技術の基礎知識)
  • 正答率: ★★★☆☆(用語の正誤を押さえれば解ける)
  • 重要度: ★★☆☆☆(製造現場の基礎論点)

問題文

加工技術に関する記述として、最も適切なものはどれか。

〔解答群〕

超音波加工は、液体を加圧して微小穴から噴射し、工作物に衝突させることによって工作物を微小破砕させて、主として切断を行う加工法である。
電子ビーム加工は、波長や位相がよくそろった光を、レンズとミラーで微小スポットに集束させ、このときに得られる高いエネルギー密度を利用して工作物の切断、溶接などを行う加工法である。
プラズマ加工は、気体を極めて高温にさせ、気体原子を陽イオンと自由電子に解離しイオン化させ、この状態を利用して切断、穴あけ、溶接などを行う加工法である。
レーザ加工は、電子を高電圧によって加速し工作物に衝突させ、発生する熱エネルギーを利用して工作物を溶融させて除去する加工法である。

出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:ウ

解説(選択肢ごとの評価)

  • ア:×
    記述は「ウォータージェット加工」の説明に近い。超音波加工は工具に超音波振動を与え、砥粒を介して工作物を微細に除去する方法であり、液体噴射ではない。
  • イ:×
    記述は「レーザ加工」の説明。電子ビーム加工は電子を高電圧で加速し、真空中で工作物に照射して切断・溶接を行う。
  • ウ:〇
    プラズマ加工は気体を高温にしてイオン化し、プラズマ状態を利用して切断・穴あけ・溶接を行う。記述通り正しい。
  • エ:×
    記述は「電子ビーム加工」の説明。レーザ加工は波長や位相の揃った光をレンズで集束し、エネルギー密度を利用して加工する。

学習のポイント

  • 超音波加工: 工具に超音波振動を与え、砥粒を介して微細加工。液体噴射ではない。
  • レーザ加工: 光を集束して高エネルギー密度を利用。切断・溶接に広く利用。
  • 電子ビーム加工: 真空中で電子を加速・照射。精密加工に適する。
  • プラズマ加工: 気体をイオン化し、プラズマ状態を利用。厚板切断などに用いられる。