過去問解説(運営管理)_2019年(令和元年) 第8問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(予測手法の基礎)
  • 正答率: ★★★☆☆(用語の定義を理解すれば容易)
  • 重要度: ★★☆☆☆(需要予測の基本論点)

問題文

需要予測に関する記述として、最も適切なものはどれか。

〔解答群〕

過去の観測値から将来の需要量を予測するために移動平均法を利用した。
過去の観測値ほど重みを指数的に増加させるために指数平滑法を利用した。
工場の新設に当たっての設備能力を決定するために短期予測を利用した。
次週の生産計画を立案するために長期予測を利用した。

出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:ア

解説(選択肢ごとの評価)

  • ア:〇
    移動平均法は、過去の一定期間の観測値の平均を用いて将来需要を予測する手法。短期的な変動を平滑化し、トレンドを把握するのに適している。
  • イ:×
    指数平滑法は「直近の観測値に大きな重みを置き、過去に遡るほど指数的に小さくする」手法。記述は逆で誤り。
  • ウ:×
    工場新設や設備能力決定は長期予測の対象。短期予測は日次・週次の生産計画に用いる。
  • エ:×
    次週の生産計画は短期予測の範囲。長期予測は数年先の需要や設備投資計画に用いる。

学習のポイント

  • 移動平均法: 過去データの平均で将来を予測。短期変動をならす。
  • 指数平滑法: 直近データに重みを置き、過去データの影響を指数的に減少させる。
  • 短期予測: 日次・週次の生産計画や在庫管理に活用。
  • 長期予測: 設備投資・工場新設・人員計画などに活用。