過去問解説(運営管理)_2019年(令和元年) 第9問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★★☆☆(ジョンソン法の適用)
  • 正答率: ★★☆☆☆(手順理解が必要)
  • 重要度: ★★★☆☆(スケジューリングの基本)

問題文

2工程のフローショップにおけるジョブの投入順序を考える。各ジョブ各工程の加工時間が下表のように与えられたとき、生産を開始して全てのジョブの加工を完了するまでの時間(メイクスパン)を最小にする順序として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

ジョブ 第1工程 第2工程
J1 3時間 2時間
J2 5時間 4時間
J3 1時間 6時間

〔解答群〕

J1 → J2 → J3
J1 → J3 → J2
J2 → J1 → J3
J3 → J2 → J1

出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:エ(J3 → J2 → J1)

解説

この問題は「2工程のフローショップにおけるメイクスパン最小化」を目的としたジョブ順序の選定。
代表的な解法は ジョンソン法(Johnson’s Rule)

ジョンソン法の手順(2工程の場合)

  1. 各ジョブの第1工程と第2工程の時間を比較。
  2. 第1工程の時間が小さいジョブ → 前方に配置
    第2工程の時間が小さいジョブ → 後方に配置

各ジョブの時間

ジョブ第1工程第2工程
J13時間2時間
J25時間4時間
J31時間6時間
  • J3:第1工程が最小 → 先頭に配置
  • J1:第2工程が最小 →最後に配置
  • J2:残り →中間に配置

→ 最適順序:J3 → J2 → J1


学習のポイント

  • ジョンソン法は2工程限定のメイクスパン最小化手法。
  • 工程時間の大小で前後配置を決定。
  • メイクスパン=全ジョブ完了までの総所要時間。
  • スケジューリングは生産効率・納期遵守に直結する重要テーマ。