過去問解説(運営管理)_2019年(令和元年) 第10問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度:★★☆☆☆(EOQ公式の基本)
  • 正答率:★★★☆☆(公式を覚えていれば即答)
  • 重要度:★★★☆☆(在庫管理の重要論点)

問題文

経済的発注量Qを表す数式として、最も適切なものはどれか。
ただし、dを1期当たりの推定所要量、cを1回当たりの発注費、hを1個1期当たりの保管費とする。

出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:エ

解説

経済的発注量(EOQ:Economic Order Quantity)は、在庫管理において「発注費」と「保管費」の合計が最小になる発注量を求める公式である。

使用する記号の意味

  • d:1期あたりの需要量(年間など)
  • c:1回の発注にかかる費用
  • h:1個を1期保管するための費用

EOQの公式(LaTeXなしで表現)

経済的発注量Qは、次の式で表される。

Q = √(2 × d × c ÷ h)

つまり、

  • 分子:2 × 需要量 × 発注費
  • 分母:保管費

この式により、発注費が高いほどまとめて発注した方がよく、保管費が高いほど小分け発注が望ましいことがわかる。


学習のポイント

  • EOQは「発注費と保管費のバランス」で決まる。
  • 公式の構造を理解すれば、暗記に頼らず導ける。
  • 実務では、需要予測・単価・在庫スペースなどと合わせて活用される。