過去問解説(運営管理)_2019年(令和元年) 第21問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度:★★☆☆☆(動作経済の原則の理解)
  • 正答率:★★★☆☆(改善事例の判別)
  • 重要度:★★☆☆☆(作業改善の基礎)

問題文

動作経済の原則に基づいて実施した改善に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a
機械が停止したことを知らせる回転灯を設置した。
b
径の異なる2つのナットを2種類のレンチで締めていたが、2種類の径に対応できるように工具を改良した。
c
2つの部品を同時に挿入できるように保持具を導入した。
d
プレス機の動作中に手が挟まれないようにセンサを取り付けた。

〔解答群〕

aとb
aとd
bとc
bとd
cとd

出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:ウ(bとc)

解説

  • a:×
    機械停止を知らせる回転灯は安全管理や情報伝達の改善であり、動作経済の原則による改善とは言えない。
  • b:〇
    工具を改良して複数径に対応できるようにすることは、動作の簡素化・工具の持ち替え削減につながり、動作経済の原則に合致する。
  • c:〇
    2つの部品を同時に挿入できる保持具の導入は、両手の同時使用や動作の統合による効率化であり、動作経済の原則に合致する。
  • d:×
    プレス機にセンサを取り付けるのは安全対策であり、動作経済の原則による改善ではない。

学習のポイント

  • 動作経済の原則は「両手の同時使用」「動作の短縮」「不要動作の排除」「工具の改良」などによって作業効率を高める考え方である。
  • 安全対策や情報伝達改善は重要であるが、動作経済の原則とは区別して理解する必要がある。