過去問解説(運営管理)_2019年(令和元年) 第34問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度:★★☆☆☆(輸送手段の基礎知識)
  • 正答率:★★★☆☆(用語を知っていれば即答可能)
  • 重要度:★★☆☆☆(物流の基礎理解)

問題文

輸送手段の特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。

〔解答群〕

RORO(roll-on roll-off)船は、貨物を積載したトラックやトレーラーなどの車両をそのまま船内へ積み込んで輸送することが可能である。
鉄道輸送は、鉄道コンテナの大きさが平パレットの規格に合っていないので、一貫パレチゼーションを阻害する。
トラック輸送から鉄道輸送へのモーダルシフトは、トラックと鉄道の複合一貫輸送を阻害する。
トラック輸送の長所は、鉄道や船舶での輸送に比べて、輸送トンキロ当たり二酸化炭素排出量が少ないことである。
路線便は、貨物を積み合わせて一車単位にまとまるときに利用するトラックの輸送サービスであり、発地から着地まで積み替えを行わずに直行輸送する。

出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:ア

解説(選択肢ごとの評価)

  • ア:〇
    RORO船は、トラックやトレーラーなどの車両をそのまま船内に積み込み輸送できる船であり、港湾での積み替え作業を簡略化できる。
  • イ:×
    鉄道コンテナはJIS規格のパレットに対応しており、一貫パレチゼーションを阻害することはない。
  • ウ:×
    モーダルシフトはトラックから鉄道・船舶への輸送転換を促進するものであり、複合一貫輸送を阻害するものではない。
  • エ:×
    トラック輸送は柔軟性が長所だが、CO₂排出量は鉄道や船舶より多い。少ないという記述は誤り。
  • オ:×
    路線便は積み替えを行いながら配送網を経由するサービスであり、直行輸送ではない。

学習のポイント

  • RORO船:車両ごと積み込めるため、港湾での積み替え効率が高い。
  • 鉄道輸送:コンテナはパレット規格に対応しており、効率的な一貫輸送が可能。
  • モーダルシフト:環境負荷低減・効率化を目的にトラックから鉄道・船舶へ転換する施策。
  • トラック輸送:柔軟性・即応性が長所だが、環境負荷は高い。
  • 路線便:積み替えを伴う共同配送サービスであり、直行輸送ではない。