難易度・正答率・重要度
- 難易度:★★☆☆☆(代表的フレームワークの基本知識)
- 正答率:★★★☆☆(要素を覚えていれば容易)
- 重要度:★★★☆☆(事業設計・新規事業で頻出)
問題文
ビジネスモデルキャンバスに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア
エンドユーザーの視点から特定の目的を達成するプロセスを記述することで、企業がシステムの機能要件を分析する枠組みである。
イ
業務の流れや役割、ビジネスルール、情報の流れなどを図式化することで、企業が組織内のコミュニケーションを促進し、システム開発や業務改善の機会を分析する枠組みである。
ウ
顧客セグメント、価値提案、チャネル、顧客との関係、収益の流れ、リソース、主要活動、パートナー、コスト構造の9つの視点から、企業がどのように価値を創造し顧客に届けるかを分析する枠組みである。
エ
組織内の知識・技術と組織外のアイデアやノウハウを組み合わせて、企業が新製品やサービスを分析する枠組みである。
オ
ビジネス、データ、アプリケーション、テクノロジーの4つのアーキテクチャを用いて、企業が組織の構造と機能を全体最適の観点から分析する枠組みである。
出典:中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)
解答
- 正解:ウ(9つの視点から価値創造と提供を分析する枠組み)
解説
- ア:×
ユースケース記述(要件定義)に近い説明で、ビジネスモデルキャンバスの定義ではない。 - イ:×
業務フローやBPMNなどの業務プロセス可視化の枠組みの説明であり、ビジネスモデルキャンバスとは異なる。 - ウ:〇
顧客セグメント、価値提案、チャネル、顧客関係、収益の流れ、主要リソース、主要活動、パートナー、コスト構造の9ブロックで事業の仕組みを俯瞰する。 - エ:×
オープンイノベーションの説明に近い。 - オ:×
エンタープライズアーキテクチャ(EA)の説明(ビジネス/データ/アプリ/テクノロジー)であり別概念。
学習のポイント
- 9ブロックの暗記+関係性の理解:価値提案を中心に、顧客側(セグメント・チャネル・関係・収益)とオペレーション側(活動・リソース・パートナー・コスト)を対応づけて考える。
- 使いどころ:新規事業の構想段階、既存事業の見直し、競合分析に有効。
- 補助ツール:リーンキャンバスは課題・解決・独自価値・指標などスタートアップ向けに特化。混同しない。