難易度・正答率・重要度
- 難易度:★★★☆☆(統計的指標の読解力)
- 正答率:★★☆☆☆(表の読解と定義理解が必要)
- 重要度:★★★☆☆(統計・分布の基礎理解)
問題文
以下に示す表1は、2000年以降における中小企業の経営者年齢の相対度数分布である。また、表2は、表1を基にして作成された累積相対度数分布である。経営者年齢分布の最頻値(モード)や中央値(メディアン、中位数)に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。


ア
2000年から2020年にかけて年を追うごとに、最頻値は大きくなる。
イ
2000年と2005年の各中央値は、2010年以降のどの中央値よりも小さい。
ウ
2000年においては、最頻値が中央値よりも大きい。
エ
2015年においては、最頻値が中央値よりも小さい。
オ
各年の中で最頻値が最も大きいのは、2020年である。
出典: 中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)
解答
- 正解:イ
(2000年と2005年の各中央値は、2010年以降のどの中央値よりも小さい)
解説
中央値(メディアン)の確認
- 累積相対度数が50%を超える年齢階層が中央値。
- 2000年:50~54歳(43.8%)→ 55~59歳(62.9%) → 中央値は55~59歳
- 2005年:同様に中央値は55~59歳
- 2010年以降は、中央値が60~64歳またはそれ以上にシフトしている。
最頻値(モード)の確認
- 各年で最も相対度数が高い階層が最頻値。
- 2000年:50~54歳(20.3%)
- 2020年:55~59歳(13.8%) → 最頻値は2000年の方が高い → オは誤り
各選択肢の評価
- ア:× → 最頻値は年によって上下しており、単調増加ではない。
- イ:〇 → 中央値が年を追うごとに高年齢層へシフトしている。
- ウ:× → 2000年の最頻値(50~54歳)より中央値(55~59歳)の方が高い。
- エ:× → 2015年の最頻値(50~54歳)と中央値(60~64歳)で、最頻値の方が若い。
- オ:× → 最頻値が最大なのは2000年(20.3%)、2020年は13.8%。
学習のポイント
- 最頻値(モード):最も人数が多い階層。分布のピーク。
- 中央値(メディアン):累積度数が50%を超える最初の階層。
- 分布の変化:高齢化傾向が見られる場合、中央値・最頻値ともに高年齢層へシフトする。