難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(DBMS機能の基礎)
- 正答率: ★★★☆☆(用語の定義を押さえれば容易)
- 重要度: ★★★☆☆(運用・設計の基本概念)
問題文
データベース管理システム(DBMS)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア
インデックス法とは、プログラムがDBMSへアクセスする際に、一度確立したコネクションを維持して再利用するための仕組みをいう。
イ
ストアドプロシージャとは、表やビューに対する一連の処理を1つのプログラムとしてまとめ、DBMSに格納したものをいう。
ウ
トリガとは、SQLの問い合わせによって得られた結果セットのレコードを1つずつ読み込んで行う処理をいう。
エ
レプリケーションとは、IoT機器などから連続的に発生するデータをリアルタイムに収集、分析、検出、加工する処理をいう。
オ
ロールフォワードとは、表のフィールド値を更新すると、関連づけられている他の表のフィールド値も同時に更新させるための仕組みをいう。
出典: 中小企業診断協会|2023年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)
解答
- 正解:イ(ストアドプロシージャ)
解説
- ア:×
インデックス法はデータ検索を高速化するための索引構造の利用。コネクションの再利用は「コネクションプーリング」の説明。 - イ:〇
ストアドプロシージャは、DBMS内に格納された一連の処理(SQLや制御構文を含む)をプログラムとして呼び出せる仕組み。 - ウ:×
トリガはテーブルに対するINSERT/UPDATE/DELETE等のイベントを契機に自動実行される処理。結果セットの逐次処理は「カーソル」等の概念。 - エ:×
レプリケーションはデータベース間でデータを複製・同期する仕組み。リアルタイムの流データ処理は「ストリーム処理」や「イベント処理」。 - オ:×
ロールフォワードはジャーナル/ログを適用して障害復旧時にデータベースを最新状態へ前進適用する操作。関連テーブルの同時更新は「参照整合性」「カスケード更新」の仕組み。
学習のポイント
- ストアドプロシージャ: DBサーバ側で一括処理を実行でき、通信回数削減や性能向上に有効。
- トリガ: データ変更イベントに連動して自動処理。監査や整合性維持に活用。
- レプリケーション: 可用性・スケールアウト・災害対策のための複製。
- ロールフォワード: 障害復旧の基本手段(ログ適用)。
- 関連機能の区別: コネクションプーリング/カーソル/ストリーム処理/カスケード更新と混同しない。