難易度・正答率・重要度
- 難易度:★★☆☆☆(用語の定義)
- 正答率:★★★☆☆(基本知識で判断可能)
- 重要度:★★★☆☆(社会ビジョンの基礎)
問題文
情報化社会の将来像に関する考え方についての記述として、最も適切なものはどれか。
ア
「DX」とは、人件費削減を目的として、企業組織内のビジネスプロセスのデジタル化を進め、人間の仕事をAIやロボットに行わせることを指している。
イ
「Society5.0」とは、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立させる人間中心の社会を指している。
ウ
「Web3.0」とは、情報の送り手と受け手が固定されて送り手から受け手への一方的な流れであった状態が、送り手と受け手が流動化して誰でもWebを通じて情報を受発信できるようになった状態を指している。
エ
「インダストリー4.0」とは、ドイツ政府が提唱した構想であり、AIを活用して人間の頭脳をロボットの頭脳に代替させることを指している。
オ
「第三の波」とは、農業革命(第一の波)、産業革命(第二の波)に続いて、第三の波としてシンギュラリティが訪れるとする考え方を指している。
出典: 中小企業診断協会|2023年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)
解答
- 正解:イ(Society5.0)
解説
- ア:×
DXは「人件費削減」のみに限定されず、事業や組織を変革する取り組み。 - イ:〇
Society5.0はサイバー空間とフィジカル空間を融合し、課題解決と経済発展を両立する人間中心の社会。 - ウ:×
説明はWeb2.0の特徴であり、Web3.0は分散型・自律型の仕組みを指す。 - エ:×
インダストリー4.0は製造業のデジタル化構想であり、人間の頭脳を代替するものではない。 - オ:×
第三の波は情報化社会の到来を指し、シンギュラリティとは異なる。
学習のポイント
- DX: デジタル技術を活用して事業や組織を根本的に変革する取り組み。
- Society5.0: サイバー空間と現実空間を融合し、人間中心の社会を目指す未来社会像。
- Web2.0: 双方向性が強まり、誰でも情報を発信・共有できるようになったWebの形態。
- Web3.0: ブロックチェーンなどを基盤にした分散型・自律型の新しいWebの形態。
- インダストリー4.0: IoTやAIを活用して製造業を高度化するドイツ発の産業構想。
- 第三の波: 農業革命・産業革命に続く「情報化社会」への移行を示す社会変革の理論。