過去問解説(経営情報システム)_2022年(R4年) 第10問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(定義の整理)
  • 正答率: ★★★☆☆(用語の取り違え注意)
  • 重要度: ★★★☆☆(オープンデータ活用の基礎)

問題文

中小企業においても、オープンデータの活用は競争力向上の重要な要因となり得る。オープンデータに関する記述として、最も適切なものはどれか。

売上データや人流データなどに匿名加工を施したうえで第三者に販売されるデータ。
行政の透明化を図るために、条例に基づいて住民からの公開請求の手続きにより住民に公開されるデータ。
公開の有無にかかわらず、OpenDocumentフォーマットで保管されるデータ。
政府や企業が公式に発表する統計データや決算データではなく、インターネットのログやSNSの投稿などから得られるデータ。
二次利用が可能な利用ルールが適用され、機械判読に適し、無償で利用できる形で公開されるデータ。

出典:中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)

解答

  • 正解: オ(二次利用可・機械判読性・無償公開の条件を満たすデータ)

解説

  • ア:×
    匿名加工して販売されるデータは「パーソナルデータの匿名加工・有償流通」に該当し、オープンデータの必須要件(無償・二次利用可)を満たさない。
  • イ:×
    公開請求で入手できる情報は「情報公開制度」に基づくが、二次利用可や機械判読性・無償の条件を必ずしも満たさない。
  • ウ:×
    フォーマットがOpenDocumentであること自体は条件ではない。公開・機械判読・二次利用可・無償が重要。
  • エ:×
    出所に依らず、ログやSNS投稿の集合は「オープンデータ」の定義とは無関係。条件(ルール・機械判読・無償)を満たす必要がある。
  • オ:〇
    二次利用可能な利用ルール、機械判読性、無償公開を満たすデータがオープンデータ。

学習のポイント

  • オープンデータの三要件:
    ① 二次利用可能なライセンス
    ② 機械判読性(CSV, JSONなど)
    ③ 無償で誰でも利用可能
  • 誤解されやすい例:
    有償販売・請求手続き・形式だけの条件はオープンデータとは異なる。