過去問解説(経営情報システム)_2022年(R4年) 第14問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度:★★☆☆☆(データベース基礎)
  • 正答率:★★★☆☆(用語の正誤判断)
  • 重要度:★★★☆☆(システム基盤の理解)

問題文

情報システムにおいてデータベースは要となるものである。データベースに関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。

リポジトリとは、データベース全体の構造や仕様を定義したものであり、外部・概念・内部の三層構造で捉える。
NoSQL とは、DBMS が管理するデータ・利用者・プログラムに関する情報やこれらの間の関係を保存したデータベースである。
ロールフォワードとは、データベースシステムなどに障害が発生した時に、更新前のトランザクションログを使ってトランザクション実行前の状態に復元する処理である。
カラムナー(列指向)データベースは、列方向のデータの高速な取得に向けて最適化されているので、大量の行に対する少数の列方向の集計を効率化できる。
インメモリデータベースは、データを全てメインメモリ上に格納する方式で構築されたデータベースであり、ディスクにアクセスする必要がないので、応答時間を最小限にすることが可能になる。

〔解答群〕

aとb
aとe
bとc
cとd
dとe

出典: 中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)

解答

  • 正解:オ(dとe)

解説(項目ごとの評価)

  • a:×
    リポジトリはソフトウェア開発における成果物やメタデータの保管庫を指す。三層スキーマはデータベースアーキテクチャの説明であり、混同されている。
  • b:×
    NoSQLはリレーショナルモデルに依存しないデータベース群の総称。記述は「データディクショナリ」の説明に近い。
  • c:×
    ロールフォワードは障害復旧時に更新後のログを使って最新状態に復元する処理。記述は「ロールバック」に近い。
  • d:〇
    カラムナーDBは列指向で設計され、大量行に対する少数列の集計処理を効率化できる。
  • e:〇
    インメモリDBは全データをメインメモリに保持し、ディスクアクセス不要で高速応答が可能。

学習のポイント

  • 三層スキーマ: 外部・概念・内部の三層はDBアーキテクチャの基本。
  • データディクショナリ: DBMSが管理するメタ情報。
  • ロールフォワード/ロールバック: 障害復旧時の処理。前者は最新状態へ、後者は直前状態へ。
  • 列指向DB: 分析処理に強み。
  • インメモリDB: 高速処理に強み。