過去問解説(経営情報システム)_2022年(R4年) 第20問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度:★★☆☆☆(暗号・署名の基礎)
  • 正答率:★★★☆☆(定義の取り違え注意)
  • 重要度:★★★☆☆(セキュリティの基本リテラシー)

問題文

デジタル署名に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。

送信者のなりすましを防ぎ、本人が送信したメッセージであることを証明できる。
送信されたメッセージが改変(改ざん)されていないことを検知できる。
送信されたメッセージが傍受(盗聴)されていないことを証明できる。
送信者はメッセージのダイジェストを公開鍵で暗号化し、受信者は秘密鍵で復号する。
電子証明書は、秘密鍵の所有者を証明するものである。

〔解答群〕

aとb
aとe
bとc
cとd
dとe

出典:中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)

解答

  • 正解:ア(aとb)

解説(項目ごとの評価)

  • a:〇
    送信者の本人性を検証でき、なりすまし防止に寄与する(署名検証は送信者の公開鍵で行う)。
  • b:〇
    メッセージの改ざん検知(完全性保証)はデジタル署名の重要な役割。
  • c:×
    盗聴の有無(機密性)は暗号化の領域。署名だけでは傍受の有無は証明できない。
  • d:×
    正しくは「送信者がダイジェストを秘密鍵で署名(暗号化)し、受信者が送信者の公開鍵で検証」する。
  • e:×
    電子証明書は「公開鍵」と主体(組織・個人)の紐付けを第三者が証明する。秘密鍵の所有そのものを証明するものではない。

学習のポイント

  • 三つの役割の区別: 署名は本人性・非改ざん性、暗号は機密性、証明書は公開鍵の正当性。
  • 鍵の使い分け: 署名は秘密鍵で作成し、公開鍵で検証。暗号化は受信者の公開鍵で暗号化し、受信者の秘密鍵で復号。