過去問解説(経営情報システム)_2022年(R4年) 第25問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度:★★☆☆☆(ブロックチェーンの基本)
  • 正答率:★★★☆☆(用語の正誤)
  • 重要度:★★★☆☆(最新技術理解)

問題文

ブロックチェーン技術に関する記述として、最も適切なものはどれか。

NFT(Non-Fungible Token)は、ブロックチェーン技術を基に作られた一意で代替不可能なトークンであり、デジタルコンテンツに対応したNFTを発行することにより唯一性・真正性を証明できる。
PoW(Proof of Work)とは、ブロックチェーン上に新たなトランザクションを追加するための合意形成メカニズムの1つで、承認権限を持つ人のコンセンサスで決める。
スマートコントラクトは、ブロックチェーン上に保存されたプログラムコードのことであり、暗号資産の取引に限定して利用される。
ブロックチェーンネットワークでは、パブリック型、コンソーシアム型、プライベート型のいずれにおいても中央管理者を置くことはない。
ブロックチェーンはブロック間のデータの連続性を保証する技術の1つであり、追加されたブロックが前のブロックのナンス値を保持することによって連続性が確保されている。

出典: 中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)

解答

  • 正解:ア(NFTの説明)

解説(選択肢ごとの評価)

  • ア:〇
    NFTは非代替性トークン。トークンとコンテンツを紐付けることで、唯一性・所有の正当性(真正性)を示せる。
  • イ:×
    PoWは計算作業(ハッシュ計算)に基づく合意形成で、権限者の合議ではない。
  • ウ:×
    スマートコントラクトは自動実行される契約・ロジックで、暗号資産取引に限定されず、認証・サプライチェーンなどでも用いられる。
  • エ:×
    コンソーシアム型やプライベート型では参加管理や運用ルールを担う管理主体が存在する。中央管理者不在はパブリック型の特徴に近い。
  • オ:×
    連続性は「前ブロックのハッシュ」を新ブロックが保持することで担保される。ナンス値はPoWの採掘過程で用いる値であり、連結の鍵ではない。

学習のポイント

  • NFTの役割: 非代替性により、デジタル資産の唯一性と所有の正当性をブロックチェーン上で示す。
  • 合意形成の違い: PoW(計算作業)/PoS(保有量)/BFT系(合議)など。
  • スマートコントラクトの用途: 金融、認証、物流、保険の自動化など幅広い。