過去問解説(経営情報システム)_2021年(R3年) 第4問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度:★★☆☆☆(ソフトウェアの基礎)
  • 正答率:★★★☆☆(用語理解)
  • 重要度:★★★☆☆(基本知識)

問題文

中小企業診断士は、アプリケーションソフトウェア(アプリケーション)の動作に必要な他のソフトウェアの役割・機能についても理解しておく必要がある。ソフトウェアの役割・機能に関する記述として、最も適切なものはどれか。

OS に先立って起動し、ディスプレイやキーボードを利用可能にするソフトウェアを BIOS という。
PC に接続したマウスやプリンタなどの周辺機器をアプリケーションから利用可能にするソフトウェアをパッチという。
多くのアプリケーションが共通利用する基本処理機能を、標準化されたインタフェースでアプリケーションから利用可能にするソフトウェアをカーネルという。
高級言語で書かれたプログラムをコンピュータが実行可能な機械語に翻訳するソフトウェアをリンカという。
ハードウェアとソフトウェアの中間的な存在としてハードウェアの基本的な制御を行うために機器に組み込まれたソフトウェアをミドルウェアという。

出典: 中小企業診断協会|2021年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)

解答

  • 正解:ア(BIOS)

解説(選択肢ごとの評価)

  • ア:〇
    BIOS(Basic Input/Output System)はOSより先に起動し、キーボードやディスプレイなど基本的な入出力を利用可能にする役割を持つ。
  • イ:×
    周辺機器を利用可能にするのは「デバイスドライバ」。パッチはソフトウェアの不具合修正や更新を行うもの。
  • ウ:×
    カーネルはOSの中核であり、アプリケーションが共通利用する基本処理機能を提供するが、記述は「APIライブラリ」に近い。
  • エ:×
    高級言語を機械語に翻訳するのは「コンパイラ」。リンカは複数のオブジェクトファイルを結合して実行可能形式にする。
  • オ:×
    ハードウェア制御のために機器に組み込まれるソフトウェアは「ファームウェア」。ミドルウェアはOSとアプリケーションの中間で共通機能を提供する。

学習のポイント

  • BIOS: PC起動時にハードウェアを初期化し、OS起動を支援。
  • デバイスドライバ: 周辺機器をアプリケーションから利用可能にする。
  • コンパイラ/リンカ: 翻訳と結合の役割を区別する。
  • ファームウェア/ミドルウェア: 機器組込みとアプリケーション支援の違いを理解。