難易度・正答率・重要度
- 難易度:★★★☆☆(アーキテクチャ概念)
- 正答率:★★★☆☆(用語識別)
- 重要度:★★★☆☆(設計方針の基礎)
問題文
情報システムを開発する際には、基本的な考え方(アーキテクチャ)に基づいてなされることが多い。このような考え方の1つにSOAがある。SOAに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア
順次・選択・繰返しの3つの論理構造の組み合わせで、コンポーネントレベルで設計を行うというアーキテクチャである。
イ
生産・販売・物流・会計・人事などの基幹業務を統合し管理することで、全体最適を図るというアーキテクチャである。
ウ
ソフトウェアの機能をサービスという部品とみなして、サービスのモジュールを組み合わせてシステムを構築するというアーキテクチャである。
エ
ビジネスアーキテクチャ、データアーキテクチャ、アプリケーションアーキテクチャ、テクノロジーアーキテクチャの4つの体系で分析して、全体最適の観点からシステム構築を検討するというアーキテクチャである。
オ
利用部門が要求するシステム開発に対して、データの構造や関係に合わせてシステムを開発するというアーキテクチャである。
出典: 中小企業診断協会|2021年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)
解答
- 正解:ウ(SOA:サービスを組み合わせて構築)
解説(選択肢ごとの評価)
- ア:×
順次・選択・繰返しは構造化プログラミングの基本制御構造の説明で、SOAの定義ではない。 - イ:×
基幹業務統合による全体最適はERPの文脈に近い。SOAはサービス単位の疎結合設計思想。 - ウ:〇
SOA(Service-Oriented Architecture)は機能をサービスとして定義し、疎結合なサービス群を組み合わせてシステムを構築する。 - エ:×
4つのアーキテクチャ層はエンタープライズアーキテクチャ(例:TOGAF)の枠組みの説明。 - オ:×
データ構造中心の設計はデータ指向アーキテクチャの説明。SOAはサービス指向。
学習のポイント
- SOAの核心: サービス単位での疎結合・再利用・組み合わせによる柔軟なシステム構築。
- 混同しやすい概念: 構造化プログラミング、ERP、エンタープライズアーキテクチャ、データ指向はSOAと別軸。