難易度・正答率・重要度
- 難易度:★★★☆☆(方式の正誤)
- 正答率:★★★☆☆(用語の取り違えに注意)
- 重要度:★★★☆☆(テレワーク環境設計)
問題文
コロナ禍の影響もあり、テレワークが一般化してきた。テレワークを行うには、社内で行っていた作業環境をリモートで実現する必要がある。総務省は「テレワークセキュリティガイドライン第5版」を発表し、その中で、テレワークの方式を分類している。
この分類に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア
「VPN」方式とは、テレワーク端末からVDI上のデスクトップ環境に接続を行い、そのデスクトップ環境を遠隔操作して業務を行う方法である。
イ
「仮想デスクトップ」方式とは、テレワーク端末からオフィスネットワークに対してVPN接続を行い、そのVPNを介してオフィスのサーバ等に接続し業務を行う方法である。
ウ
「セキュアコンテナ」方式とは、テレワーク端末にファイアウォールで保護された仮想的なWeb環境を設け、その環境内でアプリケーションを動かし業務を行う方法である。
エ
「セキュアブラウザ」方式とは、テレワーク端末からTorブラウザと呼ばれる特殊なインターネットブラウザを利用し、オフィスのシステム等にアクセスし業務を行う方法である。
オ
「リモートデスクトップ」方式とは、テレワーク端末からオフィスに設置された端末(PCなど)のデスクトップ環境に接続し、そのデスクトップ環境を遠隔操作して業務を行う方法である。
出典: 中小企業診断協会|2021年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)
解答
- 正解:オ(リモートデスクトップ)
解説
- ア:×
VPNは端末と社内ネットワーク間の暗号化トンネルであり、VDI接続そのものの説明ではない。 - イ:×
仮想デスクトップ(VDI)はサーバ上の仮想デスクトップを遠隔操作する方式。記述はVPN方式の説明に近い。 - ウ:×
セキュアコンテナは端末内の業務用領域を分離・保護する方式で、単なる「仮想的なWeb環境」ではない。 - エ:×
セキュアブラウザは業務アクセス専用に制御されたブラウザを指す。Torは匿名化目的でガイドラインの想定と異なる。 - オ:〇
事務所内PCのデスクトップに遠隔接続して操作するのがリモートデスクトップ方式の定義。
学習のポイント
- 方式の整理:
・VPN=社外端末から社内ネットワークへ安全に接続。
・仮想デスクトップ(VDI)=サーバ側デスクトップを遠隔利用。
・セキュアコンテナ=端末内の業務領域を分離・保護。
・セキュアブラウザ=厳格制御された業務用ブラウザ。
・リモートデスクトップ=社内PCの画面を遠隔操作。